ひめのひめゴト ～3rd season～

1月28日。

前日から続く点滴は、お昼ごろで最後となりました。
そのころには、もうすっかり熱は下がり、
いつもの元気を取り戻していたゆうきちでしたが、
また熱が上がる可能性があるかもしれないとのことで、
その時にすぐに再治療にかかれるよう、ルートを残すため
補液をずっと点滴されてました。

まだ病室から外に出ることは許されず、
相変わらず、ゆうきちと2人ベッドという檻の中。

パパが買ってきてくれた「ドコノコノキノコ」のDVDを
何回みたことか・・・。

もう熱が再燃しませんように
そればかり願って、必死の思いで過ごしてました。


1月29日

この日は日曜日。

入院はしているもの、病院の機能が半分とまったようなもので
何の検査もなし。

ようやく、入院していた小児科病棟内だけの移動はゆるされ
エルゴで抱っこして、少しだけお散歩。

他の患者さん（おなじ病気の子もたくさんいました。）との交流で
少し心が安らぎました。


そして、その日の夕方ごろ。

主治医の先生が見え、
熱もなく、元気なゆうきちを見て
おそらくは大丈夫だろうとのことで
ようやく点滴を外してもらえました。

この日の夜、
ゆうきちは久しぶりに朝まで起きずに寝てくれました。

つづきです。



1月26日。

相変わらず高熱は続いてましたが、
何もしてあげることができない・・・。
手足もパンパンに腫れ上がり、
舌も真っ赤。
長く続く高熱のせいで、関節が弱ってしまったのか
歩くこともできなくなり、家の中をハイハイで移動するようになりました。
心配で病院に電話しましたが、
明日まで待ってくださいと言われるだけ。
熱が出ていても、食事ができていたのが救いでした。


1月27日。

再受診。
血液検査でCRPが上昇していること、
また、その他の臨床所見からも、
川崎病だと断定できるとのことで
即入院となりました。

午後。
いくつか書類にサインをしたあと、
早速治療開始となりました。
川崎病の標準治療、
大量γグロブリン療法にアスピリンの内服を加えるというものです。

グロブリン製剤と聞いて最初は驚きました。
血液製剤なんて、もっと大変な病気で使われるものだと思ってました。
感染症の可能性だってある。
でも、悩んでる時間はありません。
点滴が運ばれてこられ、あっという間にスタートとなりました。

点滴が始まってからしばらくして、
心エコーに呼ばれました。
川崎病が怖いのは、病気そのものより合併症。
川脇病は、血管に炎症がおこる病気ですが、
まれに、そのせいで心臓に瘤ができることがあるのです。
幸い、ゆうきちには異常はなく一安心。
ただ、この検査に関しては、
退院後も、定期的に受ける必要があるとの説明を受けました。

点滴を開始してから半日後、その日の夜になって
ようやく熱も下がってきました。
この治療は、すぐに効く場合と、そうでない場合があるということだったので
ゆうきちは、早く効果がでたほうだと思います。
熱がさがると、今度は動きたくて仕方がなくなるゆうきちでしたが
なんせ点滴につながれたまま。
ベッドの中で、ゆうきちと2人
持参した絵本を読んだりしたがら、なんとかしのぎました。

備忘のための記録です。
もう半年も前のハナシです。


1月22日。

お昼寝から起きてきたら、少し熱っぽく
測ると、39度の熱がありました。
その日は日曜日で病院もあいてないし
もしかしたら、すぐに下がるかもしれないし・・・
ってことで様子をみることにしました。


1月23日。

朝、まだ熱が下がっていなかったので
急いでいつもの小児科へ。
たぶん・・・風邪だろうとのことで
抗生剤のフロモックスだったっけ？と、
アセトアミノフェン系の解熱剤（座薬）を処方され
様子をみることに。


1月24日。

座薬を入れると、しばらくの間解熱するものの
すぐにまた40度にまであがる・・・の繰り返し。
薬を飲み始めて2日目なので、この日も様子見。
背部に薄い発疹が見られたのと、
目の充血が少し気になったものの、
熱のせいかなと思ってました。


1月25日。

朝、やっぱり40度。
再度小児科を受診し、
前日の発疹と目の充血のことを伝えたところ、
川崎病の疑いがあるとのことで
市内の大きな総合病院に紹介されました。
そこでの診断も、川崎病疑い。
臨床所見では、川崎病が疑われるが、
血液検査で、CRP（炎症反応）がいまだ低いので
治療開始の適応ではないとのこと。
後2日様子見てくださいと言われ
薬の処方など一切なしで、帰るように言われました。
前医で処方されたフロモックスも、
効果なしとのことで、この日で中止。
高熱で苦しそうなゆうきちを前に
ただただ見守ることしかできず、
とてもつらかったです。